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2001/11/14掲示
vol.5 日本の入浴のルーツは蒸し湯?
先日、温泉関連の本を読んでいて、日本の入浴の始まりは蒸し湯であるという一節を目にしました。
その昔ながらの形式を残すのが別府温泉郷の鉄輪温泉の蒸し湯。ここは鎌倉時代の僧侶、一遍上人が開湯したといわれ、石菖という香りの良い薬草を敷き詰めた石室に温泉の蒸気を引き込み、 T シャツなどを着たまま横たわり、汗をかくというものです。
もともとは僧侶が身を清める仏事の作法として行われた入浴。仏教が伝わったころの寺には体を清めたり、金銅仏を洗ったりする浴室のほかに温室と呼ばれるところがあって、そこは簀の子の下に熱した石を敷き、水を掛けて蒸気をたてたり、釜で焚いたお湯の湯気を利用する方法をとっていて、これが徐々に庶民にも解放されて、入浴が一般化されるようになったそうです。
現在の温泉入浴の蒸し湯のスタイルは地方によってさまざまで、蒸気にあたる形式のほかに高温の温泉が流れる樋の上に腰を掛けて温まったり、温泉熱で温まった地面に寝転び、地熱に蒸される形式などがあります。
鉄輪温泉のような蒸気にあたる蒸し湯も地熱で温まる形式の蒸し湯も湯船に浸かって水圧による疲労感がなく、個人的には好みの形式ですね。仏事から始まったことですが、昔の人も今と同様に心地よいことは一緒のようです。(参考著書:野口冬人著・全国温泉大事典)
△▽△温泉ク・イ・ズ△▽△
←これはどこの温泉?
本文中にもある別府温泉郷の○○温泉の蒸し湯の入口。
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鉄輪温泉
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